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インフルエンザ咽頭画像検査Nodocaについて

インフルエンザ検査機器「Nodoca」を導入しました

 

当院では、インフルエンザの診断機器として、

咽頭の写真を撮影し、AI画像診断を行う検査機器、「Nodoca」の使用を開始しました。

アイリスホームページ

症状の問診(当院ではWeb問診の「発熱」の項目に含まれます)、咽頭の画像を元に、

インターネット上(Nodoca-cloud)でインフルエンザか否かの診断をします。

 

<メリット1:痛くない>

従来の、鼻咽頭(鼻に綿棒)/咽頭(のどに綿棒)検査と比較し、「痛くない」のが一番の特徴です。

<メリット2:早期診断に強い>

また、従来の迅速検査キットでは、発熱初期(24時間以内)の検出感度が悪いと言われていましたが、下記の通り、発熱初期でも80%程度の検出感度が得られています。

 

<デメリット?1:AかBかわからない>

インフルエンザかどうか、として判定が出ます。AかBかはわかりません。しかし元々迅速検査キットでも、Aも2種類あるものをA1, A2と分けずにAと判断しているので、AなのかBなのかを分けることは、臨床的にはそれほど意味はないかと思います。

<デメリット2:咽頭反射が出る子がいる>

画像のように、写真撮影時のプラスチックシースが少し太く、また写真撮影に数秒かかるので、その間に「オエッ」となってしまう子がいます。撮影がうまくできない場合は、従来の綿棒検査に切り替えることは可能です。

このことから、この検査の対象は、小学校高学年以上を想定しています。が、低年齢でもできることにはなっていますので、ご相談ください。

<デメリット3:時間が経つと感度が落ちる可能性がある>

早期診断の時と同じ図ですが、時間が経つと感度が低くなる可能性があります。インフルエンザの検査は、治療適応の問題もあり、発熱より48時間以内に行われることが多いのであまり問題はないと思いますが、該当する場合には鼻・喉綿棒の検査をおすすめすることがあります。

 

個人情報は、匿名化してcloud上にupされます(匿名加工情報について)。

 

これからも、皆様の利便性を考え、必要な診療機器は積極的に取り入れ、診療を行っていきたいと思います。

ご不明点やご心配な点がございましたら、いつでもご相談ください。

 

2024/2/18 力石浩志

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