ごあいさつ
ちからいしこどもクリニック院長の力石浩志(ちからいしこうじ)です。
このたび、千葉市の西千葉・作草部に、小児科クリニックを開業させていただきました。
地域のこどもたちやそのご家族のために、精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。
以下、生い立ちや経歴、意気込みなどを記載しましたので、お時間のあるときにお読みくださると幸いです。
私の生い立ち
昭和54年、東京都府中市で、サラリーマン家庭に生まれました。2個上の姉、3個下の弟がおり、3姉弟の真ん中長男です。
年少のうちは健康で、毎日遊びやサッカーに明け暮れていましたが、小学校5年生の時に腎臓病「小児ネフローゼ症候群」を発症し、その後3年間は入退院を繰り返しました。
3~5ヶ月の入院を複数回繰り返し、その時小児病棟にいた小さな病気の子どもたちをみて、『小児科医になって病気の子どもたちの力になりたい』と思いました。
父の転勤で札幌市、杉並区、小金井市に暮らしてから、都立高校、1年間の浪人生活を経て、千葉大学医学部に入学しました。
以降20年以上を千葉県で暮らしています。
経歴について
医学部卒業後は、船橋中央病院、千葉大学病院で初期研修を行ったのち、千葉大小児科に入局しました。
千葉大学病院、船橋市立医療センター、帝京大学ちば総合医療センター、君津中央病院等で小児科医・新生児科医として診療にあたりました。
大学病院では小児がんを専門とし、白血病や神経芽腫など、命に関わる子どもたちの診療を行なってきました。
途中、大学院で神経芽腫の研究を行い、博士号を取得しています。
小児がんは、40年前には不治の病であったものが、先人達の努力により、現在は8割が治る病気になっています。
さらなる治癒率向上にむけて、より合併症の少ない治療法実践にむけて、また、よりQOLのよい入院生活を送れるように、そして残念ながら治癒が得られなかった患者さん・そのご家族がよりよい最期を迎えられるように、精一杯尽力してまいりました。
小児がんの治療の過程で重症化する児も多く、ICUでの集中治療も多数経験しました。
クリニック開業への意気込み
18年間小児科医をしている間に、私自身も3児の父となり、子どもたちが幼稚園、小学校へと育っていくに連れ、地域の子育て事情にも目が向くようになってきました。
千葉県の小児科医数は、人口比では常に全国の都道府県の中で40位以下であり、小児医療過疎地とも言われます。
子育て世帯保護者からも、「気軽にかかれる・相談できる小児科クリニックが少ない」という話を聞き、小児科医人生の後半は地域の小児医療に捧げたいと思うようになりました。
『子どもたちがよりよく暮らすためのサポートを行う』ことを目標とし、この西千葉・作草部・みどり台の地で、小児科クリニックを開業させていただきました。
地域の子どもたちの健やかな発達を支援する小児科医として、また、地域の子育て世帯のサポーターとして、地域医療に専念してまいりたいと考えております。
全力で頑張りますのでよろしくお願いいたします。
院長 力石 浩志
略歴
1979年 | 東京都府中市生まれ |
---|---|
北山幼稚園、府中第1小学校、札幌市立幌南小学校、札幌市立柏中学校、杉並区立宮前中学校 | |
1998年 | 東京都立西高校卒業 |
2005年 | 千葉大学医学部卒業、初期研修(船橋中央病院、千葉大学病院) |
2007年 | 千葉大学小児科学教室入局 |
千葉大学医学部附属病院、君津中央病院、帝京大学ちば総合医療センター、船橋市立医療センター、千葉ろうさい病院、千葉メディカルセンター、東千葉メディカルセンター、香取おみがわ医療センター、いすみ医療センター、安房地域医療センター等で小児科医・新生児科医として勤務 埼玉県立がんセンターで神経芽腫の基礎研究 |
|
2017年 | 千葉大学大学院卒業 医学博士 |
2019年 | 千葉大学小児科助教 |
2023年 | ちからいしこどもクリニック 院長 |
所属学会・資格
- 医師(小児科医)・医学博士
- 日本小児科学会 小児科専門医
- 日本血液学会 血液専門医
- 日本小児血液がん学会 小児血液がん専門医
- 日本造血・細胞免疫療法学会
- 日本癌学会
- 日本外来小児科学会
- 日本小児アレルギー学会
- 日本人類遺伝学会
- 日本遺伝カウンセリング学会
- 日本小児がん研究グループ 神経芽腫委員
- 千葉県小児科医会 学術担当理事
論文(主要5編)
- CFC1 is a cancer stemness-regulating factor in neuroblastoma.
Chikaraishi K, et al. Oncotarget. 2017 Jul 11;8(28):45046-45059 - EZH2 regulates neuroblastoma cell differentiation via NTRK1 promoter epigenetic modification. Li Z, Chikaraishi K, et al. Oncogene. 2018 May;37(29):2714-2727
- Expression of CD203c on basophils as a marker of immunoglobulin E-mediated (L)-asparaginase allergy. Hino M, Chikaraishi K, et al. Leuk Lymphoma. 2014 Jan;55(1)92-6.
- A 10-year-old girl with low-grade B cell lymphoma complicated by anti-nuclear matrix protein 2 autoantibody-positive juvenile dermatomyosis. Kobayashi T, Chikaraishi K, et al. Rheumatology. 2022 May 30;61(6): e143-e145
- PRF1c.658G>Aとc.1090_1091delCTの複合ヘテロ接合体による新生児期発症の家族性血球貪食性リンパ組織球症の1乳児例 西織雅君、力石浩志、他 日本小児血液・がん学会雑誌 58(1) 26-30 2021年